私の志
政治家として、日本を変え、川崎を変え、夢のある国を創りたい。こう志す転機は、2009年にありました。
その年の5月、ある団体から衆議院総選挙への出馬の打診がありました。ただ、諸々の事情から出馬には至りませんでした。しかし、その時を境に、私の心の中が変わりました。
今の日本は行き詰っている、政治の問題は山積している、未来に希望が見えてこない。この流れを変えるには、ただ文句を言っているだけでは駄目だ、誰かがやるのを待っているだけでも駄目だ、やみくもにまかせるだけでも駄目だ、これでは、今日と同じ明日が繰り返されるだけである、と感じたのです。目覚めた自分が立ち上がらなければ何も変わらない、目覚めたならば行動しなければならない、政治家の道を進むもう、と。
しかし、今まで政治家になるための特別な勉強も、選挙のための人脈作りもしてきたわけではありません。輝く学歴や職歴もあるわけではありません。一族に政治家がいるわけでもありません。回りから見れば常識はずれの考えでした。自分自身でも、本当にこの道を進むべきなのか、何度も何度も自問自答を繰り返しました。
こんな時、2つの言葉から勇気をいただきました。
「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ 大和魂」
吉田松陰先生
「世の人は我を何とも言わば言え 我なす事は我のみぞ知る」
坂本龍馬先生
過去、何を成したのかではない、これから、何を成したいのか、これが心の中で問われていたのがわかりました。
志が定まったら、あとは前進あるのみです。あえて裸一貫で、どこの政党・団体の支援も受けず、まずは地元川崎市の政治を変えるべく、川崎市議会議員選挙に立候補しました。2015年4月12日、高津選挙区での結果は、多くの区民の皆様の応援を頂きながらも、無念にも落選でした。
選挙後は、生活も建て直さなければならず、政治の世界からは、きっぱりと足を洗わなければならない、そう思っていました。ところが、多くの方々から予想に反し意外な声を頂きました。ぜひ、また出るべし、何度でもチャレンジするべし、国政を変えるまであきらめるな、と。
もう一度、2009年の原点に戻りました。
何年でも、何十年でも、命ある限り前進していこうと、志を立て直しました。
日本を変え、川崎を変え、夢のある国を創りたい、と決意を新たにしました。
私が目指す政治家像は、今までの政治家像とは違います。一般的な見方では、私は保守政治家に分類されることでしょう。しかし、単純な昔がえりのような保守ではありません。もちろん、単純な結果平等に走る革新左翼でもありません。
この国のあるべき姿をきちんと示し実現する。真なる自由の価値を守り抜く、そして自由から空前の繁栄の未来を創る。それを邪魔するものは、たとえそれが世間の常識と言われるようなものであろうとも、正々堂々、正していく、変革していく。そんな政治家を目指したい、と思います。
ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
根岸 幸一