正義ある平和主義
正義ある心を取り戻し自分の国は自分たちで守るのか、それとも、国を守ることを放棄するのか。
憲法9条の改正について、長々と議論されています。
はっきり言って、外国が日本の国土を侵すのは悪です。日本の国民の生命を奪うのも悪です。その悪が起きないように事前に押し止めることは正義です。万一、そのような事態が起こった場合、国民国土を守る行為そのものも正義です。そのための準備や法整備、諸外国との連携も正義です。
しかし、その正義を放棄し何もしないことが平和への道であるかのような、誤った考え方がまかり通っています。
憲法9条を改正すること、自衛隊法を改め国防軍を創設すること、国防費を増やし防衛体制を充実させること、日米同盟を堅持すること、これらは正義にかなったことであり、この正義の元に初めて平和が維持できるものであると考えます。
国を守るための国防軍を持つか持たないかを決めるのは、主権者である国民です。主権者である国民に、選択の自由が与えられているはずです。しかし、「国民が自分たちの国を守ることを、自分たちで選択すらできない今の憲法では、自由がないことと同じ」です。これでは、主権在民とは言えません。
争いのない平和な世界、人々の血が流れない平和な世界、これらは本来、誰もが望んでいる世界のはずです。政治においても平和を提唱するのは大事なことですが、それによって悪の勢力を増長させてはなりません。「悪に屈服する平和」、「悪に懐柔される平和」、「悪と融和する平和」、こんなものは自由を取り上げられた「奴隷の平和」にしかすぎません。
悪を押し止め、正しい勢力を増やしていく、そういった「正義ある平和」をこそ求めていかなければなりません。侵略もしないが、侵略されることも許さない、これが中道の考え方です。
「正義ある平和主義」で、自分の国は自分たちで守れるようにすることです。